ビタミンDは測定できます


◎ビタミン D の働き

ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を手伝って骨を丈夫にしてくれます。最近では免疫の向上や発がんの抑制など様々な報告もあります。

ビタミン D に期待される効果は次の通りです。
①骨の健康維持 ②筋肉量の維持・改善 ③高齢者の転倒予防④関節リウマチの予防 ⑤乳がんの予防 ⑥高血圧症の改善 ⑦インフルエンザの予防 などなど

当院では骨密度検査の際、必要であれば血液検査でビタミンDの測定もしています。測定してみると女性のほとんどがビタミンD不足、あるいは欠乏の状態にあります。

日光(紫外線 B 波)に当たることにより体内でビタミン D が生成されますが、紫外線に当たる機会も減っています。また、食品でもなかなか多くとることができません。

ですので、安定したビタミンDの摂取のためサプリメントをおすすめしております。骨密度が低下してくる前からきちんと摂取することで骨量低下を予防してくれます。

私自身も低かったので数年前から毎日ビタミンD4000単位をビタミンCとともにとっています。             

先日の血液検査では25-ヒドロキシビタミンD 46.1 ng/mL。目標値の30ng/mLをしっかり超えていました♪

◎摂取する際の注意点は?
ビタミン D の過剰摂取は食欲不振や体重減少、多尿、不整脈などの症状を起こすこともあります。耐容上限量(100µg/日)を守り、定期的に血液検査、尿検査を受けることをおすすめしております。