骨粗しょう症って
どんな病気?
骨粗しょう症は、簡単に言うと骨がもろくなる病気です。
骨がもろくなっていると転倒や小さな負荷で骨折をおこしてしまいます。骨粗しょう症による骨折から介護が必要になってしまう人も少なくありません。
骨粗しょう症は痛みなどの自覚症状がないことが多く、定期的に検査を受けるなど、日ごろから細やかなチェックが必要です。
骨粗しょう症は治療と予防ができます。まずは検査しましょう。
骨粗しょう症のサイン
- 背中がまがってくる
- 身長が縮んでくる
- 立ち上がりや重いものをもつときに背中や腰が痛む
どんな骨折をおこしやすいの?
骨がもろくなっておこす骨折には、脊椎圧迫骨折(こし)、大腿骨頸部骨折(脚のつけね)、橈骨遠位端骨折(手首)、上腕骨頸部骨折(腕のつけね)などがあります。
一つ骨折をおこすと自立度や移動能力が低下し、さらに骨折をおこしやすくなります。このような骨折の連鎖をおこさないためにひとつでも骨折がおきたら骨粗しょう症の治療を開始することが大切です。
いつ頃から気をつければいいの?
実は骨密度の低下は男女ともに50代前後からはじまります。
とくに女性は閉経前後の10年間で20%~25%の低下をみとめるとも言われています。予防のポイントは更年期からにあります。
現在はまだ骨折してから治療をすることが多いのですが、最初の骨折を予防することはとても重要です。
45歳をすぎたらぜひ一度骨密度を測ってみてください。
どんな検査をするの?
日本骨粗鬆症学会ガイドラインでは血液検査、尿検査やDXA(dual-energy X-ray absorptiometry )を用いた、評価がすすめられています。
DXAでは腰の背骨(腰椎)と、太もも(大腿骨)の付け根の部分の2か所でおこないます。
Tクリニック市ヶ谷でもこのDXAを用い、より正確な骨密度測定をおこないます。
また骨が壊される量が多いのか、造られる量が少ないのかを判断する骨代謝マーカーやビタミンDなどを測定し、患者様それぞれの骨代謝の状態や不足しているものを確認しながらオーダーメイドの治療をおこないます。
こんなことありませんか?
- 最近身長が縮んだ、もしくは背中が丸くなってきた
- 些細なことで骨折をしたことがある
- 家族に骨粗しょう症の人がいる
- 運動や外出をする機会が少ない
- 閉経を迎えた(女性)
- 1日に日本酒で3合以上飲酒をする(ビールでは中ビン3本、ワインではグラス5杯以上)
- どちらかというとやせ型である
- 喫煙者である
一つでも当てはまれば、骨粗しょう症になる可能性があります。
気になる方はぜひ一度検査してみてください。
そのほか骨粗しょう症になりやすい病気
骨粗しょう症は特定の病気や、服用している薬が原因となって発症する場合もあります。
原因となる代表的な病気としては、副甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、関節リウマチのほか、糖尿病をはじめとする生活習慣病で頻度が高いとされています。
これらの病気では、骨代謝に影響を及ぼすホルモンが不足したり、骨形成に必要な細胞などに異常が起こったりして骨密度が減るものもありますが、骨の中に骨質を劣化させる物質が増えて骨がもろくなってしまうものもあります。また、薬の副作用による骨粗しょう症では、代表的なものにはステロイド薬の長期服用があります。
原因となりやすい代表的な病気
- 関節リウマチ
- 副甲状腺機能亢進症
- 糖尿病
- 慢性腎臓病(CKD)
- 動脈硬化
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- ステロイド薬の長期服用
市ヶ谷仲之町ヒルズクレスト102号室
- 院長
- 平井 倫世
- 診療科目
- 整形外科、リハビリテーション、骨粗しょう症、肩こり・腰痛など身体の痛み、関節リウマチ、ロコモティブシンドローム、産後骨盤ケア、自費診療
- 最寄駅
- 都営新宿線「曙橋駅」 A3出口 徒歩3分
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00-12:30 | ○ | ● | ○ | / | ○ | ● | / |
15:00-18:30 | ○ | / | ○ | / | ○ | / | / |