産後の身体の痛みや不調は
ありませんか?
妊娠、出産で女性の身体は大きく変化します。
妊娠によって子宮は大きくなり、お腹の筋肉は伸ばされ、姿勢も変化します。10か月かけて変化した身体ですから、産後すぐに戻るわけではありません。
ホルモンバランスも変化し、産後は抱っこや授乳など赤ちゃんのお世話による身体への負担も増えます。
妊娠中や授乳中のカルシウム不足で骨密度が大きく低下することもあります。
このような様々な変化が続くことで、産後の身体は痛みや不調が出やすい状態になっています。
「産後の腰痛で病院に行っていいのかな?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、当院では、産後の腰痛をはじめとする身体の痛みや骨盤周囲の不調など、産後特有の身体の不調も可能な限り保険診療で対応しております。
産後のよくある症状
- 腰痛
- 肩こり
- 首の痛み
- 背中の痛み
- 骨盤の痛み(恥骨痛、尾骨痛など)
- 股関節の痛み
- 膝の痛み
- 足の痛み
- 手首の痛み
- 尿もれ
- 腹直筋離開
- お腹に力が入らない
- 骨盤がぐらぐらする
どんなことをするの?
- 医師による診察
- お身体の痛みや不調について、出産にかかわるのもなのか、また他の疾患が原因でないか含め診察していきます。
検査
- レントゲン検査
骨・関節に異常はないか検査します。 - エコーでの検査
骨盤底筋や腹直筋離開(※)の状態を確認することもできます。
(※腹直筋離開:妊娠中に引き伸ばされた腹筋の間に隙間ができる状態) - 骨密度検査
妊娠中や産後の授乳によってカルシウム不足になるため、骨密度が一時的に低下し、場合によっては骨粗しょう症になる方もいます。
安心して授乳が続けられるように骨密度を確認しておくことは大切です。骨密度測定も実施しておりますので、気になる方はお問い合わせください。
治療
- リハビリ
医師による診察の上、患者様のお身体の状態に合わせてリハビリの提案をさせていただきます。
リハビリ(運動療法)は、理学療法士がマンツーマンで対応します。
お身体の不調に対するケア、姿勢チェック、エクササイズ指導はもちろんのこと、身体に負担のかかりにくい育児動作指導、抱っこの仕方のアドバイスなども行っております。
(リハビリはお子様の同伴をご遠慮いただいております。) - リハビリについては産褥期を過ぎた産後2ヶ月以降をおすすめしております。
- また授乳に影響がない範囲でお薬の処方や症状の強い場合は注射治療をおこなうこともできます。
院長をはじめ、出産育児経験のある女性スタッフがおりますので、お気軽にご相談ください。
骨盤底筋トレーニング
骨盤底筋ってなんですか?
骨盤底筋は、文字通り骨盤の底にある筋肉の総称です。
骨盤底筋は子宮、膀胱、直腸を含む骨盤臓器を支えており、排尿や排便のコントロールに関わっています。
骨盤底筋が弱ってくると
骨盤底筋は妊娠、出産、肥満、加齢、運動不足、筋力不足などが原因で弱ってきます。
特に出産時には胎児が通るため、大きく引き延ばされ、骨盤底筋に大きなダメージが加わります。
また、加齢に伴って筋肉が薄くなり、尿漏れ、膀胱炎などの泌尿器の障害を起こしやすくなるのです。
骨盤底筋トレーニング
骨盤底筋もトレーニングが必要です。
また、一般的に骨盤底筋がゆるむと尿もれになると思われることが多いですが、骨盤底筋が硬くなってしまい、うまく働かないこともあります。
これらの問題にアプローチし、骨盤底筋が正しく働くようになれば、体幹機能が向上し腰痛予防や姿勢の改善につながります。
また、尿もれや排尿障害といった膀胱、子宮、直腸に関わる問題の予防につながります。
しかし、骨盤底筋トレーニングの一番難しいところは、うまくトレーニングできているのか自分では分かりにくいことです。
間違った方法で続けてしまったり、うまくできているか分からずエクササイズを続けられなかったりすることもあります。Tクリニック市ヶ谷では、エコーで骨盤底筋の動きを確認したり、トレーニングの方法を指導しております。
お気軽にご相談ください。
市ヶ谷仲之町ヒルズクレスト102号室
- 院長
- 平井 倫世
- 診療科目
- 整形外科、リハビリテーション、骨粗しょう症、肩こり・腰痛など身体の痛み、関節リウマチ、ロコモティブシンドローム、産後骨盤ケア、自費診療
- 最寄駅
- 都営新宿線「曙橋駅」 A3出口 徒歩3分
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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9:00-12:30 | ○ | ● | ○ | / | ○ | ● | / |
15:00-18:30 | ○ | / | ○ | / | ○ | / | / |