骨盤底筋がうまく働かなくなると…
こんにちは!新宿区市ヶ谷の整形外科「T CLINIC Ichigaya」にて産後リハビリ/骨盤底筋トレーニングを担当している理学療法士の庭山です。
今回は「骨盤底筋が働かなくなるとどんな症状が出るのか」についてお伝えします。
①尿もれ
まず多くの方が経験しやすいのは尿もれです。咳やくしゃみをした時、走った時などに「ピュッ」と漏れてしまうことがあります。これは骨盤底筋が尿道をしっかり絞められない時や、締めるタイミングが遅れてしまった時に起こります。
②臓器の下がり感(骨盤臓器脱)
臓器が下がって膣から体外へ出てしまうことがあります。「下から何かが出てくるような感じ」「膣の中に重いものがあるような感じ」といった症状がある場合は注意が必要です。進行すると生活に大きな支障が出てくることもあります。
③姿勢の崩れや腰痛
骨盤底筋は姿勢や体幹を支える筋肉とも連動しています。そのためうまく働かないと腰痛や姿勢崩れにつながることもあります。「立っているとすぐ疲れる」「骨盤がグラグラする感じがする」といった違和感は骨盤底筋がうまく働いていないサインかもしれません。
骨盤底筋は鍛えることができます。
ただ、骨盤底筋は場所が分かりにくかったり、力を入れているつもりでも実はお腹やお尻にばかり力が入っているということもよくあります。ちゃんとできている方でも「これで合ってるかな?」「本当にこれで効果が出るのかな?」と不安になる方も少なくありません。まずは専門家に確認してもらいながら、適切なトレーニングを行うことがおすすめです。
出産後は体が少しずつ回復していく時期です。「このくらい仕方ない」と諦めてしまう前にケアしていくことで将来のトラブルを予防できます。生活に支障があるほどの症状がある場合や排尿時の痛みを伴う場合、まずは泌尿器科や婦人科に相談してみましょう。
当院では理学療法士が一人ひとりに合わせてサポートしながら骨盤底筋トレーニングを行っています。
泌尿器科や婦人科で骨盤底筋トレーニングをすすめられた方、上記症状①②③が気になる方、どうぞお気軽にご相談ください♪一緒に体を整えていきましょう!
詳しくはこちら https://t-cl.jp/pelvis.html
