ダメージ大!出産と骨盤底筋
こんにちは!新宿区市ヶ谷の整形外科「T CLINIC Ichigaya」にて産後リハビリ/骨盤底筋トレーニングを担当している理学療法士の庭山です。
今回は出産による骨盤底筋へのダメージについてお伝えします。
出産と骨盤底筋のダメージ
出産が経膣分娩だった方は帝王切開だった方に比べて尿もれを経験する割合が高いといわれています。
赤ちゃんが産道を通って生まれてくる時に、骨盤底筋は約3倍も引き伸ばされることが報告されています。※
他の筋肉で考えると3倍も伸ばされるなんて想像しにくいですよね…!いかに骨盤底筋のダメージが大きいかがわかります。
さらに、出産の際に神経が圧迫されたり傷ついたりすることで、一時的に尿意を感じにくくなったり、尿もれが起きやすくなることもあります。
産後の回復と注意点
骨盤底筋の筋力は個人差はありますが、産後3〜6ヶ月かけて回復していくといわれています。
まだ回復していない時期に強い腹圧がかかったり、たくさん動きすぎたりすると、尿もれや臓器脱(内臓が下がってしまうこと)の原因になることがあります。
そのため、出産直後の体が回復していく時期にはしっかり体を休めることが大切です。産褥期(出産から6〜8週間)はなるべく横になってゴロゴロして過ごしましょう。
当院の産後リハビリは産後2ヶ月以降をおすすめしております。新宿区でご出産された方もそうでない方も、どなたでもご利用いただけます。お気軽にご相談ください♪
詳しくはこちら 産後リハビリ・骨盤底筋トレーニング|予防からはじめる整形外科 T CLINIC Ichigaya
※Lien KC, et al : Levator ani muscle stretch induced by simulated vaginal birth. Obstet Gynecol 103 : 31-40,2004
