骨盤底筋の役割

こんにちは!新宿区市ヶ谷の整形外科「T CLINIC Ichigaya」にて産後リハビリ/骨盤底筋トレーニングを担当している理学療法士の庭山です。
今回は「骨盤底筋の役割」についてお伝えします。

骨盤底筋ってどんな筋肉?
「尿を我慢するときに力を入れる筋肉」と思っている方が多いかもしれません。この場合は意識的に力を入れますが、実は骨盤底筋は普段の生活の中で 無意識にとても大事な仕事をしています。

①臓器を支える
骨盤底筋は、子宮や膀胱などの内臓が下に落ちてこないように支える働きがあります。
子宮は靭帯などによって支えられており適切な位置にとどまっています。さらに骨盤底筋がしっかり働いていると下から臓器を支えてくれるため、靭帯の負担が減り臓器脱(臓器が膣から外へでてきてしまう症状)のリスクが軽減されます。

②良い姿勢を保つ
骨盤底筋は良い姿勢を整える役割も担っています。
骨盤底筋は、横隔膜(呼吸に必要な筋肉)、腹横筋(お腹のインナーマッスル)、多裂筋(背骨を支える筋肉)と一緒に働いて、体幹を安定させています。この4つの筋肉がバランスよく働くことで、自然と良い姿勢が保たれるのです。

まとめ
骨盤底筋は「尿もれを防ぐ」だけでなく、
・臓器が下がるのを防ぐ
・姿勢を整える
といった大切な役割を持っています。

もし「骨盤底筋トレーニングをすすめられたけれどやり方が分からない」「自分の方法が合っているか不安」という方は、ぜひ当院へご相談ください!

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